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#1 「MOTUL AUTECH GT-R」、今季2 勝目でランキング2 位に浮上

【公式予選】ランキング逆転を誓うオートポリス、#1「MOTUL AUTECH GT-R」が予選3 位を獲得
第7 戦の舞台となったのは大分県のオートポリス。シリーズランキングでトップと7 ポイント差の5 位につける#1 GT-Rは44㎏のウェイトを搭載してオートポリスラウンドに挑むこととなった。ランキング上位は接戦で、レース結果によっては大きくランキングが入れ替わる可能性も秘めており、#1 GT-R は最終戦をより優位に戦うべく、オートポリスでの表彰台獲得を狙っていた。
予選日の朝は、日差しは降り注ぐものの、秋の阿蘇らしい冷え込みを感じるコンディションとなった。午前中に行われた公式練習では、松田がメインとなってマシンの確認とセットアップを進めていき、GT300との混走時間には全体の4 番手タイムを記録。GT500 専有走行の時間では、他の車両に引っ掛かってしまったこともありベストタイムの更新はならなかったが、マシンの手ごたえを充分に感じて予選に臨むこととなった。
予選開始が近づくにつれて日差しはどんどん強くなっていき、Q1開始時点では気温が12℃とそれほど上がらなかったものの、路面温度は25℃まで上昇していた。#1 GT-R のQ1 を担当した松田は、アウトラップから2 周を使って丁寧にタイヤを温めてからタイムアタックを開始。昨年クインタレッリがたたき出したコースレコードタイムを約0.5 秒上回る1 分34 秒041 をマークし、8 番手でQ2 進出を決めた。
ポールポジションが決定するQ2 は、走行した8 台全車がコースレコードタイムを上回るハイレベルな争いとなった。Q2担当のクインタレッリも、自身の記録を塗り替えるべくコースイン。計測2 周目で1分33 秒181 をマークした。これは昨年の予選タイムよりもおよそ1.3 秒速いタイムだったが、これをさらに上回るマシンがあり、#1 GT-R の予選結果は3 位となった。


■NISMO鈴木豊監督のコメント
「午前中の結果は13番手でしたが、トラフィックに引っ掛かってしまい、クリアラップがとれなかったが故のタイムでした。タイヤのフィーリングとしてはいいものがあったので、ある程度のポジションには行けるだろうという手応えはありましたが、実際にやってみないと…という気持ちもありました。Q1でも前の車両に引っ掛かってしまいましたが、アタックのタイミング等、もう少し綿密なシミュレーションを行っておくべきでした。それでも松田が8番手に入り、Q2でロニーが3番手まで上がることができました。充分トップを狙っていけるポジションなので、車両のセットアップ等含めてもう一度見直してレースに臨みたいと思います。」


【公式予選結果】

Pos No Machine Driver Time
1 12 カルソニック IMPUL GT-R 安田 裕信 / ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 1'32''835
2 38 ZENT CERUMO RC F 立川 祐路 / 石浦 宏明 1'33''000
3 1 MOTUL AUTECH GT-R 松田次生/ロニー・クインタレッリ 1'33''181
4 24 D'station ADVAN GT-R 佐々木 大樹 / ミハエル・クルム 1'33''564
5 64 Epson NSX CONCEPT-GT 中嶋 大祐 / ベルトラン・バゲット 1'33''644


【決勝レース】GT-R 同士の激闘を制し、今季2 勝目でランキング2 位に浮上
予選日は晴れていたオートポリスだったが、決勝日の空は朝から雲に覆われ、肌寒い一日となった。午後には弱い雨が降り出すという予報も出ていたが、曇り空ながらドライコンディションで決勝レースがスタートした。


スタートドライバーを務めたのはクインタレッリ。予選時に比べ路面温度が10℃近く下がったコンディションで、クインタレッリはタイヤに充分熱が入るまでの数ラップはトップ集団の中で3 番手をキープしていた。上位3 台の差は大きく変わらないままレース序盤が過ぎていったが、17 周目にトップを走るマシンがGT300 クラスに引っ掛かったことで、3 台の差が一気に縮まることになった。このチャンスを逃さなかったクインタレッリがペースを上げて前のマシンを攻め立てると、プレッシャーに挙動を乱した2 番手のマシンが24 周目の第2 ヘアピンでコースオフ。
これで#1 GT-R は2 位に浮上し、トップを走る#12 GT-Rの追い上げにかかった。クインタレッリは速いペースで周回を重ねてトップとの差を縮めると、34 周を終えたところで上位陣の中では一番にピット作業へ向かった。チームは41 秒という作業時間で松田に交代した#1 GT-Rをコースへと送り出す。これを皮切りにGT500 のマシンは続々とピット作業へ向かい、39 周目に#1 GT-R は再び2 番手までポジションを戻していた。
39 周を終えた時点で#12 GT-R がピット作業に向かうと、充分にタイヤが温まっている#1 GT-R はここでギャップを縮めるべくハードプッシュを重ね、コースに戻った#12 GT-R を40 周目の1 コーナーでオーバーテイクしトップに躍り出た。その後は、タイヤに熱が入ったことでペースを取り戻した#12 GT-R との手に汗握るバトルが続き、47 周目には第2 ヘアピンで勢いよく飛び込んできた#12 GT-R に並びかけられるも、松田はクロスラインを使ってトップを死守。2 台の戦いは周回遅れの車両が絡むたびに白熱していき、最終ラップでもテール・トゥ・ノーズにまで近づくが、要所を抑えきった松田がトップでチェッカーを受け、#1 GT-R がシーズン2 勝目を飾った。この結果により、#1 GT-R はシリーズランキングでトップの#12 GT-R にわずか2 ポイント差の2 位に浮上。最終戦はランキング上位2 台による「先にチェッカーを受けたものがチャンピオン」というシンプルかつ熾烈な戦いになる。


■NISMO鈴木豊監督のコメント
「レース前は不安がありましたが、ロニーのプッシュで良い位置につけられました。次生もうまく抜いてくれたし、その後も懸命にトップを守ってくれました。チームも完璧な仕事をしてくれました。息の詰まる接戦でしたが、この勝ちは非常に大きいですね。最終戦(の12 号車との争い)は、勝った方がチャンピオンというわかりやすいレースとなるでしょう。」


■#1ドライバー 松田次生選手のコメント
「前半スティントでロニーがすごく頑張ってくれてトップに食らいついていてくれたので、(交代してからは)何とか抜きどころがないかと考えていました。そのポイントが相手のアウトラップだったので、雨が降ってきて多少のリスクはありましたが、なんとか相手の挙動が乱れたところに上手く合わせて抜くことができました。ポイント差も縮めて最終戦に臨めますし、このいい流れを最終戦につなげたいと思います。」


■#1ドライバー ロニー・クインタレッリ選手のコメント
「僕のスティントでは思ったよりもクルマが良い状態だったので、いいポジションをキープすることができました。最後までタイヤも持ってくれたし、いいスティントになりました。チームもいつも通りの素晴らしいピット作業をしてくれたし、次生のアウトラップもすごく良かった。ここまでの良くない流れを断ち切れたことがものすごく嬉しいです。」



RESULT (110 Laps)

Pos No Machine Driver Time / Behind
1 1 MOTUL AUTECH GT-R 松田次生/ロニー・クインタレッリ 1:50’42.495
2 12 カルソニック IMPUL GT-R 安田 裕信 / ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 0.348
3 17 KEIHIN NSX CONCEPT-GT 塚越 広大 / 武藤 英紀 14.056
4 38 ZENT CERUMO RC F 立川 祐路 / 石浦 宏明 16.235
5 36 PETRONAS TOM'S RC F 伊藤 大輔 / ジェームス・ロシター 31.049