クラフトスポーツ / 高品質R32, R33, R34, R35GT-R専門店

#1 「MOTUL AUTECH GT-R」、GT500 クラス2 連覇を達成

【公式予選】#1 「MOTUL AUTECH GT-R」、予選12 位から逆転王座を目指す
シリーズチャンピオンを決定する最終戦に、#1 GT-Rはランキングトップの#12 GT-Rに2 ポイント差で挑んだ。週末を通して雨の予報が出ていたツインリンクもてぎは、予選日の朝から雨模様で、ウェット路面で公式練習がスタートした。細かい雨のうえに霧も出始め、路面状況が刻々と変化していく中、GT300 クラスとの混走時間が終わる間際のタイミングでGT300 車両がクラッシュし赤旗が掲示されるなど、ドライバーにはシビアなドライビングが要求されるセッションとなった。
#1 GT-R は、序盤こそタイミングモニターの上位にはいなかったが、GT500 専有走行の時間に松田がアタックし、1 分46秒908 を記録。全体の2 番手で走行を終えた。
空模様は霧雨のような細かい雨粒が、時折強まったり弱まったりを繰り返していたが、GT500の予選Q1が始まるころには雨脚が少し強くなっていた。
Q1 でステアリングを握った松田は、セッション開始と同時にコースへと出ていくと、序盤からアタックを開始。計測3周目に11番手となる1分49秒940をマークしたが、この直後から雨脚が強まり始めた。各車がタイムを落としていく中、松田は渾身のアタックで自己ベストタイムを更新し、1 分49 秒757 をマークしたが、Q2 進出は叶わず、予選12 位となった。


■NISMO鈴木豊監督のコメント
「予選結果は厳しいものとなりましたが、明日は条件も変わると思いますので、気持ちを切り替えて上位のクルマになんとか追いつき、逆転できるようなレース展開に持ち込みたいです。今年は何度か後方の位置からスタートしましたが、パフォーマンスを発揮して大きくポジションを上げたこともありました。無理せず慎重に、しかし大胆に攻めて、NISMOらしい戦い方でシーズンを締めくくりたいと思います。」


【公式予選結果】

Pos No Machine Driver Time
1 37 KeePer TOM'S RC F アンドレア・カルダレッリ / 平川 亮 1'49.738
2 64 Epson NSX CONCEPT-GT 中嶋 大祐 / ベルトラン・バゲット 1'49.863
3 100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GT 山本 尚貴 / 伊沢 拓也 1'49.981
4 36 PETRONAS TOM'S RC F 伊藤 大輔 / ジェームス・ロシター 1'50.023
5 12 カルソニック IMPUL GT-R 安田 裕信 / ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 1'50.256
12 1 MOTUL AUTECH GT-R 松田次生/ロニー・クインタレッリ 1'49.757


【決勝レース】息詰まる展開で2 位表彰台、2 年連続シリーズチャンピオンを獲得!
決勝日も朝から雨が降っていたが、午後の決勝レースに向けて徐々に空が明るくなっていった。またサポートレースが行われたこともあり、午後の路面状況は大きく回復。各車は今週末初めてドライタイヤを装着してスターティンググリッドへと向かっていった。


ところが、スタート直前になって雨が降り、それまで乾いてきていた路面が一気にウェットコンディションに戻ることになった。全車がグリッド上でレインタイヤに履き替えてレースがスタートするが、ほぼ同時に雨が止んで日差しが差し込むようになり、路面状況が再び急変。レース序盤は、この路面状況の変化に対応しながら戦うという、ドライバーにとって非常にタフなスティントとなった。
スタートドライバーのクインタレッリは、オープニングラップで2 台をかわし10 番手に浮上。さらに、レースが進んで周回遅れが登場すると、これを巧みに利用しながら10 周目には6 番手まで順位を上げていた。
ランキングトップの#12 GT-R は、クインタレッリの一つ前のポジションを走行。2 台のギャップは14 秒と開いていたが、クインタレッリは1周で1秒縮めるほどのハイペースで追い上げると、24 周を終えたところでドライバー交代のためピットイン。メカニックは33 秒という驚異的な速さでピットワークを済ませ、マシンをコースへと戻した。この素早い作業で、#12 GT-R を逆転することに成功。
さらに、後半スティントを担当する松田はまだタイヤが温まっていないアウトラップにもかかわらず、後方から迫る#100 NSX CONCEPT GT と#12 GT-R のプレッシャーをはねのけポジションをキープした。そして#1 GT-R のコース復帰直後にクラッシュ車両が出たことでセーフティカーが導入され、レースが再開された31 周目には表彰台圏内の2 位までポジションアップ。さらに松田はリスタートでトップのマシンのミスを突き、32 周目には首位にまでのぼりつめた。
ここから後続3 台を含めて、激しいトップ争いがレース終了間際まで続く。松田は43 周目にはトップの座をを明け渡したが、その後はさらに攻め寄ってくるマシンを押さえ、2 位でフィニッシュした。息詰まる戦いを走り切り、2 位表彰台を獲得した#1 GT-R は2 年連続のシリーズチャンピオンを決めた。


■NISMO鈴木豊監督のコメント
「勝因は、みんなの諦めない気持ちです。ロニーの頑張りもそうですし、最短のピットワークも今シーズンを象徴していると思います。メカニックたちがドラマを作ってくれたと言えるでしょう。次生のアウトラップもみんなの頑張りに応えてくれた結果だと思います。本当にNISMOらしいレースができ、チャンピオンに結びつけることができました。応援ありがとうございました。」


■#1ドライバー 松田次生選手のコメント
「なんと言ってもロニーが前半頑張ってくれたし、その後のピットワークも凄かったです。ドライバー交代やピット作業は、シーズン中ずっと練習してきたことだし、あの頑張りで僕もアウトラップで踏ん張れたと思います。後半は走行ラインが1本しかなく、GT300 やバックマーカーも絡んで、ヒヤヒヤすることも多く精神的にとてもタフなレースになりました。でも王者らしい、良いレースができたと思います。」


■#1ドライバー ロニー・クインタレッリ選手のコメント
「スタート前に雨が降ってくれてウェットスタートになったことは、私たちにとってラッキーでした。スタート前はタイヤ選択にものすごく悩んだのですが、結果的に一番良い条件で前半のレースができました。少ない雨量の時のレインタイヤを信じていたので、恵みの雨でした。フルプッシュできたことで、戦略的にも楽になりました。次生くんの粘り強い走りも凄かったです。」



RESULT (110 Laps)

Pos No Machine Driver Time / Behind
1 37 KeePer TOM'S RC F アンドレア・カルダレッリ / 平川 亮 1:43’10.687
2 1 MOTUL AUTECH GT-R 松田次生/ロニー・クインタレッリ 0.591
3 100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GT 山本 尚貴 / 伊沢 拓也 1.389
4 12 カルソニック IMPUL GT-R 安田 裕信 / ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 1.630
5 38 ZENT CERUMO RC F 立川 祐路 / 石浦 宏明 3.112