エンジンメニュー
OVERHAUL
匠 Limited edition
匠「黒澤工」×クラフトスポーツ
エンジンオーバーホール・ファインチューニング
「匠」…日産最高峰の技術と認められた者だけに与えられる称号。
通常エンジンは生産ラインで流れてくるエンジンに少しずつ部品を付けて行き、段階的に組み上げられます。GT-RのVR38DETTエンジンは、各自に割り当てられた1台を完成まで専任担当して手組みで製作されます。1人で部品を付け、ボルトを締め付ける作業の他、部品間のすき間などを計測・調整して組み立てられます。
レーシングカーのエンジンと同等かそれ以上の品質を実現するべく、一基のエンジンと向かい合い、職人の卓越した技と豊富な経験を注ぎ込みます。
何年もの苦労と努力により完璧な技能を手に入れ頂点を極めた熟練の職人として、日産の象徴であるGT-Rのエンジンに品質の証明として自身の名前を残すのが、「匠」。
その匠の中で最高の名誉であるチームリーダーを務めていたのが、黒澤工。
歴史のある日産自動車横浜工場で熱い情熱と匠としてのプライドを持ってBNR32からR35のエンジンをひとつずつ作り続けてきました。また、SuperGT 300とルノーRS01エンジンも専任で携わっていました。数々の開発で培ったノウハウを生かしGT-Rの可能性をとことん追求する為に独立。オーバーホールやファインチューニングを通じて純正部品のポテンシャルを最大限活かした究極のエンジンを製作しています。1
長年にわたり培った知識と経験、完璧な技術。寸分の狂いもない正確な腕と感覚。これぞまさに神業。
純正をベースにRB26DETT・VR38DETTの可能性を究極に引き出すメニューを匠とクラフトスポーツで考案。GT-Rのエンジンを知り尽くした「匠」が手がけるエンジンメニューはクラフトスポーツオリジナルクオリティです。
GT-R専門店クラフトスポーツとGT-Rの匠 黒澤工がタッグを組んだ、GT-Rの長い歴史に名を残す一大プロジェクトがスタートします。
~GT-Rの匠 黒澤工 より~
開発当時の開発者との共通の想いは、「純正部品の持っているポテンシャルを100%引き出し、性能が良い本来の究極のエンジン」を作りたい。しかしVR38もRB26もあくまで量産型。効率やコストが優先されてしまう。私と開発者との想いは今までどこへ行っても実現することが出来ませんでした。
「本物のVR38・RB26を、私たちと一緒に作りましょう」と言ってくれたのがこのクラフトスポーツです。ここであれば本来のGT-Rのエンジン作りが出来ると思いました。クラフトスポーツは私の熱い想いを心から理解して下さり、環境面においては日産自動車以上に整えて頂きました。
またカスタムパーツやチューンパーツがたくさん出回っておりますが、それは理想の形ではありません。純正部品のポテンシャルを100%引き出してこそ理想の内燃機関、本来のエンジンです。
開発、製作、試作まで行ってきた私だから可能なのです。
熱い想い・情熱・プライドは、私だけのものではなく開発者との共通した想いです。
GT-R専門店クラフトスポーツから、究極のエンジン作りがスタートします。
【黒澤工 KUROSAWA TAKUMI】
1980年(昭和55年)、日産自動車に入社。エンジニアとして新型エンジンの開発・試作の現場を担当。R32(RB26)からR35(VR38)まで全てのGT-Rエンジンの試作から製造まで携わり、VR38DETTエンジンでは試作から製造までの統括責任者として任命される。現在はGT-R専門店クラフトスポーツ専属で、GT-Rの性能向上のためのエンジンのオーバーホール事業等に取り組んでいる。
匠のオーバーホール・ファインチューニングの基本
トラブルの早期発見・予防整備のため、全ての部品を細かく分解・計測し、各部の部品を匠の確かな目でチェックいたします。
その後カーボン落としはもちろん、必要に応じてサンドブラスト、超音波洗浄機、自動車部品洗浄機などを的確に使い分け、手作業の洗浄や研磨によりエンジンの性能を回復させます。(メニューにより内容は異なります。)
ゴム類、Oリング、シールやガスケット、油脂類などの消耗品は全て交換。メニューによっては金属疲労が考えられるボルトを品質向上のため交換させて頂きます。
そしてGT-Rのエンジンを知り尽くした匠の知識を入れ込み、経験に基づいた対策や調整を行います。
純正のポテンシャルを100%以上引き出す、これが匠のこだわり
馬力を上げるためにはボアアップやビックターボチャージャー、カムシャフト、コンピューターなどの社外パーツを取付けるなどの方法があります。しかしこれは必ずしも正しいチューニングとは言えず、エンジンのバランスを崩すことやオーバースペックとなりエンジンを壊す原因にもなります。
RB26からVR38、SuperGT 300、ルノーRS1の開発に携わった経験と最新の技術を融合させることにより時代に翻弄され封印された部分を再び解き放ち、負担を掛けず100%以上の性能を発揮する唯一無二のエンジンとなります。あくまで基本は純正ベース。これが匠の信念です。
パーツへの取り組み
お客様をお待たせしない、そんな思いから部品を幅広く多数在庫。匠の長年の経験に基づき、交換が想定される部品を中心に取り揃えております。
スカイラインGT-Rオーナーの一番の不安が部品の生産廃止。また、新品部品も半年~1年毎に価格が高騰しています。
クラフトスポーツでは新品が注文出来る今のうちにストックして参ります。
日産純正部品を基準に、既に製造廃止になっている部品は匠が選定したクラフトスポーツ自社開発パーツ、リビルトパーツ、ヘリテージパーツをお取り付けいたします。
(既に製造廃止したパーツに関しては状態をしっかり確認の上再使用させて頂く場合もございます。)
更に、クラフトスポーツは日本自動車用品・部品アフターマーケット振興会(NAPAC)に加盟しております。
製造廃止の波を乗り越える為、信頼が厚いメーカーとパーツの共同開発を行って参ります。
これが出来るのは、GT-R専門店クラフトスポーツだからこそ。
自社ブランドの製品も続々と開発しております。
※一部開発・試作段階となります。
料金・詳細は完成次第随時公開いたします。